2.5次元イラストで劇場の動画作成してます

「ルール」

お話イラスト

「Rule」イラストショートストーリー

はじめに・・・

「ルール」というテーマでイラストを描いて、イラストのショートストーリーを入れています。
イラストは全話、線画で描いています。
少し切ないお話かもしれないですが、良かったら読んでみて下さい。

第1話・・・困惑の時間

何を読めば良いんだろう?・・・何処へ向かうべきだろう?・・・・
僕は、向かう先を定められない、重圧とモラルに体が包みこまれて行く・・・
考えろ、考えろ、考えろ、、、、という言葉だけが、頭の中で木霊する・・・

何故、父さんは僕に言ったんだ・・・
「ルールを決めよ!」

ルールって何だ?
今まで決められたルールを守る事がルールだと思っていた・・・

僕にルールを決めろだんて・・何故、父さんはあんな事を言ったんだ・・・

第2話・・・ルールの守護者

父さんの横には、いつも「タイム」が居る。・・彼女は父さんのルールの守護者
時(とき)のルールから生まれた存在。
彼女はとても、美しい時を刻み続ける。

僕達は一つだけ、ルールを創ることが出来る

王座に座ったまま、父さんは僕に言った・・・
「規律、制約、義務・・・ルールは多くの定めを創る。私は時(とき)のルールを定めた。
それが人生の歩みに必要と感じたからだ。
ルールはただの定めに過ぎない・・・だが人々を歩み易くする力も兼ね備える。
ルールは大きな力を持ち得る。」

困惑する僕の目を見つめて父さんは言った。

「ルールを決めよ!」

第3話・・・美しい時間

父さんが決めた時(とき)のルール・・・ルールの守護者「タイム」。
僕は本を閉じて街へ出かけた、、、町ではタイムがルールを制御していた・・・・
彼女の波長は正確なリズムを刻む、、
彼女の両腕は包み込むように時をコントロールして行く、、、

街に時間の秩序が流れ込んでいる・・・・
彼女の刻む時はとても美しくコントロールされている、、

僕にルールを決めろだなんて、、これ以上の世界をイメージしろだなんて、、、
姉さん以外に出来るんだろうか?
姉さんは凄いや、この世界に上書きするルールを決めたんだから、、、、

姉さんは凄いや、、、、、

第4話・・・ボリュームコントロール

姉さんはいつも微笑んでいる。。。迷いの無い眼差しで見渡している。。。。
ブレることの無い瞳で、父さんの時のルールを見渡して、、、姉さんはルールを決めた。

姉さんが決めたルール、、、それは質量のコントロール
姉さんのルールから生まれた守護者「バランス」

彼は質量にバランスをもたらす。。圧倒的な安定感で、彼は質量を分配する。

これが姉さんが父さんのルールに上書きしたルール。。。。

姉さんのルールも素晴らしい。。。人々の時間の使い方に価値を与えるルールだ。。
けどね、、、、、
僕には大きな楔(くさび)を打ち付けるんだ・・・・

第5話・・・蜜

父さんの決めたルールの守護者「タイム」・・・
姉さんの決めたルールの守護者「バランス」・・・

タイムが美しく刻む時のウエイトを、バランスが整えながら分配している、、、
視界に映るのは、均整のとれた美しい時の世界、、、、

けど、僕には、何か、息苦しい、、、何かが足りない、、、、

僕は立ち止まってしまった。

そこへ彼がやってきた、
彼はこの世界のルールに隙間がある事を知っていた。退屈という隙間を見つけていた。
彼は隙間を埋めるルールを決めた。

彼が決めたルール・・・それはスリル、、、、
彼のルールの守護者は「ハニー」
ハニーはタイムとバランスの隙間から甘い蜜を注ぎ入れる。
そして少しずつ隙間を満たして浸透させる・・・・

ハニーの蜜が多くの人に浸透するのに、時間はかからなかった・・・・

第6話・・・規制と蜜

「ハニー」は直ぐに街の人々の人気物になっていた。。。
タイムとバランスの整える世界の隙間に、ハニーは少しづつ甘い蜜を浸透させていく、、、
隙間はすぐに甘い蜜でみたされていった。。。なぜなら人々がそれを望んだから・・・・

僕は最初、このスリルというルールに強い罠のようなものを感じていた
僕はこの街の流れをそっと観察してみた。

タイムが奏でる美しい時の流れ、、バランスによって均整が整えられる、、、
しかし少し隙間が出来る、、、その隙間にハニーがそっと甘い蜜を注ぎ込む、、、、

スリルというルールは一見危険なように見えたが、、、嫌、少し違う、、、
彼はそれらを熟知してルールを決めていた。
スリルの守護者ハニーも流し込むスリルの事を良く理解していた。

タイムとバランスの均整がより円滑な物になるように、隙間に浸透させていく蜜を
ハニーは上手にコントロールしていた。サイクルはより均整のとれた形になっていった

このルールは彼でなけらば考えつかない凄いルールだ。
姉さんが、彼の事を気に入っているのが少し理解できた。

ルールの・・・隙間が埋まってしまった、、、けれども時間とともにこの世界にも違和感を感じてしまう。

・・本当にルールなんて必要なんだろうか?・・という違和感がとれない。

第7話・・・フリーダムの門

この世界には、父さん達のルールが届かない場所がある。。。
フリーダムの門・・・その門の先はルールが届かない。。
・・・僕はそっとフリーダムの門をくぐった・・・そこには小さな少女が佇んでいた。
少女の傍らにはルールの守護者が立っているいるように見えた・・・

僕は彼女にそっと聞いてみた。。。「この世界にもルールの守護者がいるの?」

彼女は教えてくれた。。
彼はルールの守護者では無い、、、私のモラルから生まれてきた「ジャッジマン」
彼が産まれてきて、やっと私はこの世界で歩き出す事ができたの・・・」

僕は少女に教えてもらった。ルールの無い世界では強いモラルが必要だと。。。
そして僕達がとても保護された世界に居たと言う事を・・・・

第8話(最終話)・・・グロー

僕はやっと決める事ができた。。。僕のルールを。。。
僕のルールの守護者は「グロー」。。この小さなドラゴンは、大きな力も持っていない。
僕はルールのハブになるルールを決めた

グローは様々なルールのハブになり、新しいルールや、アップデートされたルールの受け皿の役目。
グローがいる事で人々はルールを選択する事が出来る。

彼自身は小さな力しか持っていないが、人々の選択によって大きな力を生むルールのハブにもなる。

ルールにパーソナルカスタマイズを可能にするハブ・・それが「グロー」

どんなに完璧なルールも息苦しさを覚えることがある・・・
ルールの無い事由は、小さな子供でさえも強大なモラルを生まないと歩いていけない。

グローは、小さな選択をする為のルール

やっと君に会えたね「グロー」・・・・・・・・・・・・・・Fin

さいごに

これは、ルールって人によって少しずつ変わっていっても良いんじゃないかな?という願望から描いたイラストに
後付けでお話つけてます。
だから少し文脈にまとまりがないかもしれませんね。よみづらくならないように書いたつもりですが・・・
わかりずらい表現だったらご容赦下さい。
皆さんなら自分自身でルールを決めれるなら何にしますか?
たまには自分自身のルールを整理してみると歩きやすくなるかもしれないですね。

■イラストのショートストーリーは他にもいくつか書いてます。良かったら読んでみてください。
↓↓↓↓
「ボッチ」
「スマイル」
「ゴリアテ」

■またカットアウトイラストを使ってアナログっぽい動画も作ってます
こちらももしよろしければ一度ご視聴下さい
2.5次元イラスト劇場は下記↓↓↓
「Crich Channele」



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