2.5次元イラストで劇場の動画作成してます

「スマイル」

お話イラスト

イラストのショートストーリー「スマイル」

はじめに・・・

「スマイル」というイラストのショートストーリーになります。
どこにでもいる少年のおはなしです。
お話は、少年の自己紹介からスタートしていきます・・・・・・・

第1話・・・「スマイル」

僕は「スマイル」・・・
得意な事を物をつくること、
好きな食べ物はベビーカステラ。
けどね、、、スマイルは本当の名前じゃないよ、、、
先生がつけてくれた僕のあだ名だよ。
そう、、僕には先生がいる。
ちょっと変わった先生がいるよ。
僕の先生は、凄いんだよ、、、
、、、本当に凄いんだよ!

第2話・・・「プランク」

僕には友達がいるんだ、、、
僕が産まれた時から、ずっと、ず~~と一緒だよ。
友達の名前は「プランク」、、、
けどね、彼はちょっと意地悪なんだ。。。。
僕の気持ちが沈んでいると彼はやって来る、
そして耳元でそっとささやくんだ、、、、
「そんな苦労は無駄さ、、、、もっともっと楽に出来るぜ!」
彼は小さくささやいてくるんだよ。。。。

先生は部屋のスミの小さな小さな穴から、そっと見てたんだよ・・・
・・・僕とプランクのことを・・・・

第3話・・・「プロフェッサー」

少し寝付けない夜だった、、、
壁の中からからブツブツと小さな小さな声が聞こえたんだ、、
・・・・僕みちゃったんだ・・・・
小さな穴からのぞいて見ちゃったんだよ・・・
・・プランクと一緒に・・・見ちゃったんだよ。

先生は研究してたよ。
人の心の中にあるギアの組み合わせを、、、
いくつもあるギアを組み合わせて、、、先生は研究してた。
描いては、消して、、、また描いて、、、
小さな声でブツブツと自問自答しながら、研究してた。

・・僕、プランクと一緒に見ちゃったんだよ、、、

第4話・・・「レクチャー」

僕とプランクは、そっと先生に訪ねてみた。
「人のギアってどうなってるの?」
先生は少し驚いた表情で、小さな穴から出てきてくれた、
僕達にわかるように教えてくれたよ。

ギアにはいろいろな種類がある、、、
ギアは段々と数が増えていったり、また減ったりもするらしい。
目で見た事、手で触った物、耳で聞いた話、感じた香・・・
様々な場面で、ギアは作られたり、消されたり・・・・・
凄く大きななギアもあれば、とってもちっちゃいギアもあるんだって。
様々なギアの組み合わせで、人は動いたり、しゃべったり、
考えたりする事が出来る・・・・
ギアの構成は人によって違う・・・

僕は笑顔のギアを中心にあって様々なギアを動かしているみたい、
だから先生に「スマイル」って呼ばれてるんだよ。

僕達は先生に、もっと沢山のことを教わったよ・・・・
・・・先生って本当に凄いんだよ・・・・

第5話・・・「プランクのギア」

僕は先生に聞いてみた・・恐る恐る聞いてみた・・・
「ねぇ~、先生、プランクはどんなギアで出来てるの?」
・・先生はプランを長い間見つめた・・・・
・そして長い間考えた・・・・・答えが出ない・・・・
・・・・・けど、先生は諦めなった。
小さな両目を見開いて先生は僕に言った、、、、、
「彼のギアは凄く美しい・・・今は君に答えは言えない・・・
・・けど一つだけ言えるのは、君はプランクが居てとても幸せだと言うことだよ。」
僕には理解できなかった・・・・
いつも意地悪なささやきをしてくるプランクのギアが美しいだなんて、
プランクが居て僕が幸せだなんて・・・・

僕には理解できなった・・・・

第6話・・・「STOP」

その日の空はどんより曇っていた・・・
・・僕はプランクの意地悪なつぶやきに我慢出来なかった・・・
・・僕は言ってしまった・・落雷が落ちたかのように・・
・・僕は言ってしまった・・・・・
「うるさい、僕に話しかけるな!」、、、、
、、、、僕は言ってしまったんだよ、、、、
プランクは黙り込んだ・・・・・・・・
・・・・そしてその日から彼の動きが止まった。
・・・・・・プランクが動かない・・・

先生は重い口を開いて、ようやく僕に教えてくれた・・
・・・・プランクのギアを・・・・
「彼のギアの中心は君だ。彼は君を守りたい。
彼からそのギアが外れると・・彼は動く事が出来ない・・」
先生は悲しそうな瞳でプランクのギアをみつめた・・・

僕は何も解ってなかったんだ・・・
僕が僕である為にプランクがしてくれていた事を・・
僕にはプランクが必要だった事を・・・
・・・・僕は何もわかっていなかったんだ・・・

第7話・・・「気づき」

気づいたよ・・・
プランクが僕の大切な存在だった事に・・
プランクが居て、僕は僕で居られる・・・
僕が居てプランクが居るって事に・・・気づいたよ・・・
・・けど、やっぱりたまに意地悪に聞こえちゃう・・・

先生は、僕とプランクをそっと見守ってくれた・・・
僕とプランクのギアのバランスがくずれないように見守ってくれた。
・・・先生って本当に凄いんだよ・・・

だって、僕にスマイルをくれたんだもん。

第8話・・・「大丈夫だよ」

成長と共に、プランクと先生は僕の瞳には映らなくなった・・
・・やがて僕は大人になり、、愛する人と出会い・・・・・
・・・・・・・大切な君が産まれてきた。
僕のギアの中には、プランクも先生も組み込まれている・・・
だからたまに言われちゃうんだ・・・
「パパ!少しうるさい!!!」
だって、しょうがないよ、僕の中にはプランクも居るから・・
・・大切な君が僕のギアの中心に居るから・・・
先生がそう教えてくれたんだ。
先生ありがとう。僕にスマイルをくれて・・・・
僕の大切な人にスマイルをくれて・・・・

君は何処に行っても大丈夫だよ・・・・
・・だって僕は今君のプランクだから・・・・・Fin

あとがき

「スマイル」というイラストのショートストーリーになります。
このお話は、娘に勉強を教えていた時に少しすねられた事と誕生日への思いから産まれたお話になります。
僕達の日常生活って少し目線を変えると少し面白い空想できますよね。
皆さんの日常にも様々なストーリーが展開されていると思います。
たまには脚を止めて日常生活を空想してみるのも楽しいかもしれないですね。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

他にも日常生活から空想してイラストのショートストーリー描いた作品あります
良かった読んでみてくだい。

無くなったインクをショートストーリーにした
下の「ボッチ」をクリックしてください↓↓↓
「ボッチ」

イラストのカットアウトで動画作って遊んでます
こちらももし良ければ、ごらんになってください
2.5次元カットアウト劇場は下記↓↓↓
Cridh Channel

コメント

タイトルとURLをコピーしました